2009-05-21

汽笛

前に、アメリカで機関車の運転手さんから
お話伺う機会があったのですが
ほんとうに、蒸気機関車が大好き!、というその運転手さん。
好きで好きで、もうたまらない様子が、
大きな体からあふれんばかり。

その時に伺った話。

あるオフの日。
その方が久々に会う息子さんを車に乗せて家に向かう途中、
線路のヨコを通るとき、ちょうど長い長い電車の最後尾が見えたそうで
(よーしっ)と車の速度をあげてその列車を追いかけ始めました。

隣で、もう立派な大人の息子さんが
そのただならぬ父の気配を察知して
すかさずひとこと。

息子さん 「父さん、もしかして・・・この電車に追いつこうとしてない?」

「あぁ、そうだよ」

息子さん 「・・・それで追いついたら、まさか運転手に手を振るつもりじゃないだろうね」

「もちろん、そのつもりだよ」

息子さん 「父さんったら・・・まだそんなことしてるの!?」

恥ずかしいからいい加減もうやめてよ~、と呆れ顔の息子さんを振り切り
列車に追いつくと、そのおじさんは
運転席に向かって車の窓から大きく手を振って挨拶したんだよー、って
へっへっへ、とうれしそうに笑いながら話してくれました。

「家族は呆れても
俺は一生これだけはやめられないよ!
列車を見つけたら、追っかけてって
運転手さんに向かって手を振るんだ。
小さい頃からそうしてたんだから」

田舎の道で、電車に手を振ると
汽笛で返事をしてくれるんだよ、と
これまたうれしそうに話している姿を見て
聞いている私まで、幸せのカタマリがドーンとぶつかってきたような
衝撃的にうれしい気持ちになりました。

手を振ると、汽笛で返事。

うれしすぎて まいったね、こりゃ。

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そうそう、今週末の大杉さんのジャノメ*クロパに
おうちにある不要なIKEAのブルーバッグがありましたら
お持ち下さいー。

私のヘッポコなリメイク法でよければ
カンタンにご説明しますので
リメイクチャレンジしてみてくださいー。
(わざわざ買って持ってきていただく必要はありません!)

以上小さなお知らせでした
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